感想ノート

観劇の感想など。一部ネタバレしてます。

Dステ映画祭「TRUMP」

先日、早起きして観てきました。
Dステ映画祭「TRUMP」。
学生生活最後の冬に、何度もサンシャイン劇場に足を運び、大阪にも飛んだ思い出の作品です。
入場者特典で、クリアファイルもらえて嬉しかったです。

あらすじは、DVDにもなってるし、秋にブルシアターで演るみたいなので割愛。DVDはいつとのように買っておきながら、きちんと見てないんですけど、本編のほか、D2の本音トークや稽古場風景等が入っていたはずなので、オススメです。みんなの誕生日をお祝いしてるところとか、可愛かった記憶があります。映画館でも売ってました。

本編に入る前に、配役のクレジットが流れる親切設計。この作品は役替わりありなので、だいたい役替わりコンビで2人ずつクレジットされるのですが、役の性質上、私の推しだけ単体クレジットだったので、大変かっこよく、得した気分に。字面だけで号泣させていただきました。名前だけで泣かせるとは、さすがだなぁ。天才。世界一。

ところで、私は普段はオペグラでついつい推しカメラしちゃう人なので、各キャラのここぞという場面のアップが観れるという意味では、映像の記録ってアリだなぁと今更思いました。きちんとDVDも観よう…。
あとストーリーの動きを強制的に追えるので、今さら気付いたこといっぱいありました。ソフィが最初に見てる夢って、reverseの冒頭のシーンなんですね。これ、みなさんお気付きだったんでしょうか…。

最初に見たときから、あくっちゃんのラファエロがとても好きだったのですが、改めて見てもよかったです。あくっちゃんは、我々に近い感覚をお持ちなので、かっこいい角度とかわかってるなぁと思う。「我は守護者なり」とか「お前がいちゃだめなんだよ!」あたりの目がとても狂気じみてていい。あくっちゃんラファエロと、みっちゃんウルはなんだか狂気的で好きだった。狂気的というと言葉は悪いけど、普段からこちらの想像以上のファンへの愛を見せてくださるおふたり。どうかご無理なきよう…。

あつのジョルジュも好き。あつだと滑っても面白いのはなんでだろう。あつがあくっちゃんラファエロを笑わせられた時のしてやったり顔が本当に可愛かった記憶があります。
日替わりは内輪ネタになりやすいですが、そんなに内輪ネタでもなく、間延びもせず、100連発は大成功だったのではないでしょうか。

アレンのぶーちゃんは、アップで観ると記憶の中の数倍まっすぐすぎて怖かった。目がいつも周りのひとを見ていないんだもん。ピエトロのこともクラウスのことも見えてない。かといって、メリーベルを見てる感じでもなくて。きっと、星を見ていたのだろうなぁ。欲を言うなら、私にはなんでクラウスがアレンに惹かれてるのかがイマイチわからない。あの自由なところに惹かれたのだろうか。

わからないといえば、たぶんバンリとピエトロは生まれ変わりかなんかなんだろうけど、あのふたりのつながりも描かれていると、理解力の低い私でさえ感情移入しやすいかもしれない。(鈴の音=猫と気付くまでに2公演かかるような人間なのだ)

ダリ様は何度拝見してもあの衣装がかっこよくてときめく。出番は多くないけど、「本心は違うけど立場上はこう言わないといけない」芝居が、かみつるくんはとてもうまいと思う。だから、ラファエロやウルが暴走するときに、なぜお父様の立場をわかってくださらないのかとせつなくなる。しかし、なぜダリ様は、人間との間に子供を作ったのか妄想が広がるなぁといつも思う。認知しなくてもいいでしょうに認知したのだから、愛し愛され生まれてきた子がウルなのでしょうなぁ。

そんなわけで、話し始めると止まらないくらいには、思い入れのあるTRUMP。懐かしき我がクラン。ソフィの冒頭のセリフにあるように、あの頃は私も、目の前にあるすべてが変わることなく続いて行くと疑いもしていなかった。D2も、あの人も。過ぎた日々は戻ってこないし、今更帰りたいとも思わないけど、あの日々は色褪せることなく、私の心に残り続けると思う。今はもうここにはない、愛おしい私たちのD2。