読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

感想ノート

観劇の感想など。一部ネタバレしてます。

また、いつか。

もう2年も経つのだけど、普通に名前をだしてもいいのだろうか。私は上鶴徹さんのファンである。普段は現在一般人として暮らしてるであろう彼を慮って、大っぴらに名前を出すことを控えているけど、なんだか、どうしてもいま、私は上鶴くんのことが好きだと声を大にして叫びたいので、上鶴くんの話だと宣言して、話したいと思う。

 

きっと知ってる人も多いかと思うが、上鶴くんは2年前の12/1に事務所を退社すると公式ブログで発表し、そのブログと事務所の公式サイトでのコメント以外には、特別ファンへ向けてのメッセージなんてものは出さず、さらりと姿を消した。引退かどうかの明言もなかった。(そのときは大人の事情で出せないのだろうと思っていたが、その後辞めていく子たちがファンへの思いをいろんな術で伝えているので、根に持っている。)

その発表を私は会社のお昼休みに見て、何がなんだかわからなくなって、とにかく涙が止まらないまま仕事をしたけど、全然仕事にならなかったので、早退してそのまま表参道のWESHOPへ12月のブロマイドと来年のカレンダーを買いに行った。

カレンダーは、念願のソロカレンダーだった。ソロカレンダーといっても、大判ブロマイドのようなもので、事務所のメンバーみんなそれぞれ出すのだけれど、個人のカレンダーが出るって聞いたとき、なんだかとても嬉しくて、そのときは来年も楽しい1年になりそうだなんて思って浮かれていた気がする。

泣きながらやっとのことでたどり着いたWESHOPは、今日メンバーが1人辞める発表があったなんて思えないくらい、いつも通りで、さっきの残酷な発表は夢なんじゃないかと思った。お会計を終えたあと、いつもは無愛想なお姉さんが、元気出してくださいねと声をかけてくれて、ああ、やっぱり夢じゃなかったのかと、また泣き、帰路に着いた。

家に着いてからも、なんだか、どうしたらいいかわからなくて、とりあえずブログのコメント欄やツイッターをぼんやり見ていた。コメント欄やツイッターには、引退と明言はしてなかったけど、彼は引退するのだと思っている人もたくさんいた。

「今までありがとう」

「これからの人生も応援してます」

「上鶴さんが幸せなら私も幸せです」

「ずっと大好きです」

たしか、こんな感じの優しい言葉がたくさんたくさん贈られてた。私は冗談じゃない、と思った。

ほんの1年前、自分はいつも舞台の上にいるから、仕事などで来れないときがあっても大丈夫と言ってくれた。ファンが喜んでくれるだろう発表を控えていると言っていた。なのに、なんでこんなことになったのだろうと何度も繰り返し思った。冗談じゃない。なんなんだ、この状況は、と。

私達ファンと俳優を繋ぐものは、とっても細い縁だ。俳優が舞台の上に立ってくれないと、私達は一目姿を見ることもできない。私達が客席に座らないと、彼らの俳優という仕事は成り立たない。お互いがお互いに求めるものが同じである時だけ繋がっていられる。だけど、どちらかが他のものを選んだら、簡単にこの縁は切れてしまう。私達が他の誰かや他の何かを選んだら、彼らがその職業を続ける意義を失ったら、推しとファンという関係は終わってしまう。

上鶴くんは他の職業に意義を見つけたのかもしれないと思った。その事実を受け入れて、なんなのかわかりもしない彼の第二の人生応援するのがファンというものなのかもしれないと思った。でも、できなかった。ファンだからできなかった。何年間もかけて、一生懸命繋がってきた縁を切りたくなかった。なんとか繋ぎ止めることはできないかと思って、退社までの残りの25日間、手紙を書き、ブログにコメントを入れて、ゲスブにメッセージを書き込んだけれど、何かを変えることなんてできず、2年前のクリスマス、12/25の23:59を過ぎた瞬間にあっさり公式ブログも公式サイトのプロフィール欄も消え去った。なにもなくなった。私の人生を賭けて応援したいと思っていた人は、私の目の前から消えてしまった。

 

この2年の間にD2もいっぱい事務所を辞めていって、だけど辞めたあともツイッターとかで姿を見せているのを見ると、なんとも言えない気持ちになった。それって、みんなやっぱりあの世界にいた頃を忘れられないから姿を見せるんだと思ったから。でも上鶴くんは一向に姿を見せてくれない。私は上鶴くんのファンになってから、ずっと人生が楽しくて、次の役をいつも楽しみにしていて、客席にいる間幸せだったけど、上鶴くんはそんなに簡単に舞台から降りれるくらいのものだったのだろうか。

 

そんなことを思ってしまうのはひとつだけ心残りがあるからだ。上鶴くんは16人揃ってD2として何かを成し遂げることに意義を持っていて、特に辞める1年前くらいには、全員でD2LIVEをやりたいと繰り返していた。そして、珍しくファンの声なら事務所を動かせるのだと、ファンを頼りにしているようなことを言っていた。プレゼントのおねだりもクレクレもせず、ホストちゃんでもラブを要求したことがなかった彼が。人気の子との写メをあげるのはアクセス数稼ぐみたいだと厭うような彼が。ファンの人から事務所にD2LIVEの開催を訴えてほしいとお願いしたのである。だけど、開催されることはなく、D2はD-BOYSに吸収合併されてしまった。何もしてあげらなかった。私は無力だった。もし、16人でD2LIVEができていたら、D2はD2として残されたかもしれない。もし、D2がD2のままだったら、上鶴くんはD2の一員としてなら、ずっといてくれたかもしれない。たらればでしかないけれど、そう思ってしまうことがあるのだ。

 

本当は今すぐに帰ってきてほしいと思っているし、このまま二度と会えないなんて本当に嫌だ。だけど、私の上鶴くんの1番好きなところは、誰にも流されず、自分がこうだと思うところを貫くところだから、人気絶頂期に舞台から降りて、自分の意思で他の世界に飛び込んだならそれはそれでかっこいいと思うし、さすが上鶴徹だとも思う。だけど、私は役者の上鶴徹が本当に本当に大好きだから、唯一無二だと思っているから、もしまた再び舞台の上に立つことを選んでくれるのなら、これ以上の喜びはないというくらい、嬉しい。私は、彼はどんな役柄でも、現実にいそうな共感を持てるキャラクターに変えられる素晴らしい役者だと思っているし、上鶴くんにに演じられるのを待っている役がたくさんあるはずだと思っている。演じてほしい役もたくさんある。

だから、私は上鶴くんがよく使っていたこの言葉だけを頼りに待ち続けたいと思う。だって、それしかできないから。

「またいつか、板の上で会いましょう」 

 

 

 

 

 

最後のファンへのメッセージは、

「自分の大好きなD2なら夢を追い続け、みなさんにいい景色を見せてくれると思います」

だったけれど、私の夢はいつだって、とおるくんの歩く道の先にあって、どんな作品でもとおるくんが見せてくれるものがいい景色で、どんなポジションにいたってとおるくんの立つ場所がセンターなんだよ。それだけは、知っていてほしい。私は上鶴徹のファンなんだよ。